君想い君守る

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体を綺麗に拭いてもらい、ルンルンで僕と君の部屋に向かう。 やっぱりお風呂って気持ちいいな。 あんなに沈んでいた気持ちが今は真っ青な海みたいだ。 帰ってきたらビックリするだろなぁ。 こんなに僕が綺麗になってるんだもん。 ママに感謝しなきゃね。 ただいまー!! って言う大きな声が君の帰ってきたことを知らせる。 階段を上る音がして、胸がドキドキした。 そして扉が開き、愛しい君が部屋に入ってきた。 僕は おかえり。遅かったね…?? って言うけれど君は見向きもせずでベッドで漫画を読みはじめた。 僕は悔しくなって目の前のごみ箱を蹴る。 君はびっくりしてこっちを向いて 僕を拾い上げて 懐かしい と一つ呟いた。
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