君想い君守る

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馬鹿だよな…僕 捨てられたのに 彼女は横断歩道の前で 幼いあの日僕と一緒に練習した自転車に乗っていた。 良かった無事で… 僕は安心して元いた場所に戻ろうとする 君は信号が変わり渡り始める その瞬間 君の渡っている横断歩道に車が突っ込んだ。 危ない!!! 僕は君を思いっきり吹っ飛ばした。 痛いな 情けない。 格好悪い。 でも良いんだ。 大好きな君を守れたから。 ボロボロになった僕を見て君は、 なんで…?なんで貴方はいつも私を守ってくれるの?? って泣きながら言うから、僕も悲しくなった。 僕は君の悲しむ顔が見たいんじゃない。笑った顔が見たいんだ。 僕の役目は君を守ることだから当たり前のことをしただけなんだよ。
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