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下駄箱まで探しにくると、君の声が聞こえた
「イジメをするのはやめなよ!」
いじめっ子にそう言い、立ち向かう君の姿は、見たことがなかった
「はぁ?」
「イジメるんなら僕1人でいいだろ!」
何を言ってるんだ‥せっかくイジメから解放されたのに‥俺なんかのために‥‥
「あいつは僕が1人イジメに耐えてるときにいつも声をかけてくれた友達なんだ!」
僕が‥友達‥
「そのおかげで‥毎日学校にこれたんだ‥‥」
「いいや、君がイジメられる必要なんかない」
俺はいつのまにか飛び出していた
俺は思わず相手の胸ぐらをつかんでいた
「もう誰もイジメないでくれ‥」
俺は力無く手を離す
「俺もちょっとやりすぎかなって思う‥」
相手の隣にいた子が言う
「お前まで‥わかったよ、もぉなにもしないよ、じゃあな」
そう言って相手はかえっていった
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