*序章

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土(…は? こいつ、こんな時間に川に浮かんで何やってんだ?自害か? でも、この女の格好、怪し過ぎるな…。もしかして異人か? 異人じゃなくても怪し過ぎる…。 自害だとしたら面倒だし、一度、頓所に連れてかなきゃならねぇな。 ちっ、めんどくせぇ…。 こんな時に見回り何か出なきゃ良かったな…、まあ出ちまったもんは仕方ねぇがな…。) 土方は、そう思いながら、 川の中に入っていき、女を引き寄せた。川の深さは土方の腰くらいだった。 女を地上に降ろすと、 息があるかを確認し、川に落ちて直ぐだった事もあり息はしていた。 そして、体制を戻し女を肩に担いだ。 .
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