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ダダダダダッ
今新撰組屯所の中を走り回っているのはこの話の主人公の沢田 夏輝<さわだ なつき>だ。
夏「みなさーん!起きてくださーい!!」
夏輝の朝は皆を起こすことから始まる。
夏「朝ですよー!起きないとご飯なしにしちゃいますよー!!」
大抵の隊士はこの声で起きる。
起きないのは――…。
そう、幹部たちだ。
夏「はぁ~。楽な人から起こそっかな…」
そう言って向かった先は三番組組長の斎藤 一<さいとう はじめ>の部屋だ。
夏「斎藤さん!朝ですよ!
起きてくださいね!!」
スパンと襖を開けて斎藤を起こす夏輝。
すると中にはもう布団を畳んでいる斎藤の姿が…。
夏「あれ…?起きてたんですね」
斎「…いや、ついさっき起きた」
夏「そうですか。斎藤さんは起こす手間が省けるのでとても楽で助かります!」
斎「…フッ。まだ起こす奴がおるのだろう?起こしてこい」
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