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それは中学一年の春
まだ寒い春
桜がまだ咲かない
朝起きて窓を開けると
肌寒い風が部屋に
流れ込んできた。
ここの春は
まだ雪が溶けきってなくて
パーカーを着ないと寒い
でも太陽の日差しは
あたたかだった。
今日は入学式
私は眠い目をこすながら
朝食を食べ
身支度をした
朝食はジャムパンとか
いろいろあった
私は自分の部屋へ行き
ピカピカのハンガーにかけておいた制服に袖をとおした。
鏡に写る自分
若干太った
けど誇らしくみえた気がする
靴下もはき
髪も整え
準備完了!
私は靴を履き
さっさと家を走り出た
小学校からいつも通ってる
道を母さんと歩いた。
なんだかその道も
輝いてみえた
うちの家から中学は
徒歩で一分。
家の窓から見えるくらいだ
少し歩くと手をふる
人影があった
「おーいっっみくーー
こっちこっち!」
親友のそのかだ
そのかとは大の仲良しで
小学校からずっと
一緒だから
なにがあっても一緒だ。
「いまいく」
うちは母さんをおいて
走ってそのかのもとへ
急いだ
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