子犬と少女の話。
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「嫌だ」 と少女は言いました。 差し出された手を払いました。 「私の子犬を返して」 「子犬は僕が変身させられて…」 「私の子犬を返してよ。 王子さまなんて知らない! あの子と一緒じゃなきゃ嫌だ!」 その途端、王子さまはたちまち元の子犬に戻りました。 くぅん、と鳴く子犬を少女は抱き締めて、おかえり、と言いました。 後に少女は門番と結婚し、子犬と門番と、仲良く暮らしましたとさ。 *fin* →後書き
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