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近づき抱き締めようとすれば
チャミはすっと消えてしまう。
「ユチョヒョン」
振り返ればチャミが笑って立っている。
「チャミ…」
また近づけば消えてしまう。
「ユチョヒョン」
「ユチョヒョン」
俺を呼ぶチャミは居るのに、近づけば消えてしまう。
「やっぱり、お前はいないのか…」
チャミのベッドに倒れ込み、チャミを求めた。
まだチャミの匂いが残ってるんだ。
「チャミ…。俺はお前に伝えていないことがあるんだ…」
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