抑えられない気持ち

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放課後の教室、俺が顧問をもつ卓球部の部員唐澤に個人授業をしている。 夕方の空に夕日が傾き俺と唐澤の頭を照らす。 俺はふと気になったことを唐澤に聞く。 「唐澤…俺の頭どうかな?」 「先生…すごく輝いてていいと思います」 唐澤は顔を赤くして俺の頭を見ている。 俺には妻も子もいる なのに… ダメだっ。唐澤の頭が…どうしても気になってしまう。 「ありがとう…」 「あ、あの!!先生…成郎さんって呼んでもいいですか??」 「…いいぞ」 名前くらい、いくらでも呼べばいい。 「ありがとう。成郎さん」 唐澤は微笑んだ。 なんだこれは… 嬉しすぎる。胸がキュンてなった。 唐澤に呼ばれるから嬉しいのだろうか。
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