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「いや…それよりなんで名前で呼びたかったんだ??」
「それは…そんなの!!成郎さんが…成郎さんが好きだからに決まってるじゃないですか!!」
「俺のことが好き…?フォーリインラブ?」
「イエス!!フォーリンラブですよ!!」
唐澤は泣きながら俺に抱き着いてきた。
「先生が好きなんです!!こんな気持ちダメって分かってます…でも、でも成郎さんの頭が忘れられないんです!!」
「俺の…頭？」
「はい…一目惚れだったんです」
俺のワイシャツを握りしめる唐澤の手が震えている。
「そうか…でも俺には妻も子もいる」
「知ってますっ知ってますけど諦められないんです!!」
唐澤は必死になって言った。
それより俺はなぜさっきからこんなにドキドキしてるんだろう。相手は生徒だぞ!?どうしたんだよ…俺は…?!
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