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｢ここがイブロね…｣
長い金色の髪をした少女が言った。
｢ああ…ここにあいつらがいるんだ｣
赤い髪の青年が答えた。
少女の名はエリス・フィリバー。金髪碧眼で、髪型はストレート。背は165cmと女性にしてはまあまあ高めだ。
少年の名はテラ・イスロード。片手で振れるくらいの剣を腰に携えている。身長は、184cmと長身で、がっかりとした体格だ。髪は短めでボサボサだった。
今彼女らがいるのは、商業の街イブロ。
豊かな街で色々な店が立ち並んでいる。
この街に来たのは、ある組織と接触するためだった。
街に入ると、他のどの建物より大きく黒い建物が目についた。
見渡せば、至るところで黒いコートを着た連中が大手を振って歩いている。
中には店の人から金を巻き上げている奴さえいた。
そして皆その光景を見てみぬ振りをしている。
｢腐ってる…街の人は何も悪くないのに｣
エリスは拳を握りしめ、ぐっとこらえていた。
｢焦んなよ。動くのは夜になってからだ｣
テラはなだめるように言った。
｢うん。わかってる｣
一通り街を見て回り、一番小さい宿に泊まる事にした。
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