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愛華の問いに、
「バレバレじゃなぁい? でもぉ、この二人の間に入っていけるのかしらぁ?」
累は優しくソファーの2人を見ている。
匠はパソコンを閉じ、帰りの準備を始めた。
「俺帰りますね。明日からの疲れる生活に備え、今日は休みます」
「待って、匠ちゃん。私も帰るわぁ。色気の補充しなきゃいけないもの~」
「ほな、俺もチャラ男の本領発揮と行こうかなぁ」
「二人とも揉め事にならないようにしてくださいよ。
この前、風紀から二人名指しで注意文章が来たばかりでしょ?」
燦稀が親衛隊を仕切るようになって、かなり制裁や強姦は減ったが、全く無くなった訳ではなく、まだまだ被害報告は上がってくる。
最も生徒会全員にセフレがいた時に比べたら、件数は破格に少なくなっているが………。
「あらぁ、私はそこのチャラさんと違って、ちゃんと相手を選んでるものぉ、大丈夫よ」
「俺だって、チャラ男のキャラ通り、来るもの拒まずでやってるだけだよぉ~」
「それがいけないんですよ、ハァ……」
匠は大きくため息を付くと、寄り添って寝ている二人を起こした。
「会長、苓! 起きろ!」
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