2.

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愛華の問いに、 「バレバレじゃなぁい? でもぉ、この二人の間に入っていけるのかしらぁ?」 累は優しくソファーの2人を見ている。 匠はパソコンを閉じ、帰りの準備を始めた。 「俺帰りますね。明日からの疲れる生活に備え、今日は休みます」 「待って、匠ちゃん。私も帰るわぁ。色気の補充しなきゃいけないもの~」 「ほな、俺もチャラ男の本領発揮と行こうかなぁ」 「二人とも揉め事にならないようにしてくださいよ。 この前、風紀から二人名指しで注意文章が来たばかりでしょ?」 燦稀が親衛隊を仕切るようになって、かなり制裁や強姦は減ったが、全く無くなった訳ではなく、まだまだ被害報告は上がってくる。 最も生徒会全員にセフレがいた時に比べたら、件数は破格に少なくなっているが………。 「あらぁ、私はそこのチャラさんと違って、ちゃんと相手を選んでるものぉ、大丈夫よ」 「俺だって、チャラ男のキャラ通り、来るもの拒まずでやってるだけだよぉ~」 「それがいけないんですよ、ハァ……」 匠は大きくため息を付くと、寄り添って寝ている二人を起こした。 「会長、苓! 起きろ!」
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