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ドキドキとした気持ちを抱えながら、光は教室に入り、席へと着いた。
そこへ海藤 大介は近づいてくる。
「大ちゃんと同じクラスでよかったよ」
「大ちゃんとか言うなよ、恥ずかしいから」
大介はそう言いながらも笑っている。
大介は、いつも明るく、元気な少年である。対する光は内気な静かなタイプであった。
二人が何故仲良くなったかといえば、大介のお節介が発端である。
一人でいた光に声をかけたのだ。
引っ込み思案ではあるが、光はきちんと自分の考えを持っているタイプだったので、気が付けば仲良くなっていた。
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