はじまりはじまり

4/6
前へ
/36ページ
次へ
「光はクラスに気になる子いたか?」 大介は尋ねる。光が横に首を振ると、大介はそれだからダメなんだよと言った。 確かに中学二年にもなれば、誰かを好きになったり、気になったりしているものだが、光にとっては大介と話してる方が楽しかった。 「大ちゃんは?」 「俺か?俺は三輪さんかな」 「三輪さん?てっきり楠木さんかと」 光がそう言うと大介は光の頭をぼかっと 叩いた。 「バカ!烏姫は美人だけど、すごく変わり者だ。あんな奴誰も関わらないさ」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加