0人が本棚に入れています
本棚に追加
栄えるはずの世界は逆の道に進み衰えていた。
世界の文明はほぼ壊滅し、人類も滅亡へと歩んでいた。
そんな中、街中ではある噂がひっそりとまことしやかに流れていた。
『夜になると人間ではない“何か”が、街を練り歩き…一人一人、人間が忽然と消えていく』
その噂は本物だった。
その“何か”を見た者は居なかった。
否、見た者は皆殺されていった。
ある者が言った。
「神がお怒りになったのだ」
と。
それに賛同する者は大勢居た。
はたまた
「悪魔が舞い降りたのだ」
と反論する者も居た。
状況を察する事もままならない人々は、恐怖に震えどうする事も出来ないで居た。
それから、長き月日は流れた…
最初のコメントを投稿しよう!