198人が本棚に入れています
本棚に追加
♥優子視点♥
私は晶さんに連れられて、さらに奥の部屋に入った。
そこは、さっきの部屋ほどではないけど、そこそこの広さはあった。
少しすると、昨日の男の人たちも入ってきた。
私は、優子のことが少し気になって、聞いてみた。
優「勇子…は?」
男1「他のヤツ等が相手をしてる。」
優「そう…ですか…」
晶「さぁ、優子。とりあえず座ろう。」
私は晶さんに従って、部屋の真ん中にある、ソファーに近づいた。
晶さんが座ったのを見て、私も晶さんの向かい側に座った。
晶「さて…何から話そうか…」
優「…アナタは…どんな仕事をしてるの?」
晶「…どうして?」
優「…勇子が…いつも、『父さんは仕事に行って、しばらくは帰ってこない。』って言って、何も教えてくれないから…」
晶「…なるほど…」
優「だから…どんな仕事をしているのか、教えてほしいの…勇子は全部知ってるのに、私だけ知らないなんて…」
晶「ズルい…かい?」
優「…はい。」
晶「その言わないことが、勇子なりの気使いや、勇子なりの護り方だとしても?」
優「………」
.
最初のコメントを投稿しよう!