プロローグ

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最初はただひたすらな嫌だった 私の本に触れられるのも、私が本を読む時間が削られるのも、とにかく全てが嫌だった なのにどんなに冷たくしてもすり寄ってくる“彼女”が不思議でそんな“彼女”をみるたびに少しづつだけど確実に惹かれていった そしていつの間にか“彼女”と過ごす時間全てが私の幸せになっていた こんなに人を想ったのは100年以上生きてきて初めてのことだ 私はこの気持ちを“彼女”に捧げようと思った
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