3 落とした傘、借りた傘

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結局、私は勝手に大橋くんを信じきって、勝手にウソツキさんにも依存しきって、ひとりよがりな自分の期待や幻想を相手に求めていただけだったんだ。 だから、自業自得ってこと。 ただそれだけ。 「う……」   結局、抑えきれなくなった涙がまたぶり返した。 今日は散々だ。 いろんなことがありすぎて、頭がうまく回らない。 疲れた。 もう嫌だ。 もう、なにもかも嫌だ。 気持ちのやり場がない。 解決方法が見つからない。 明日から、もう学校にも行きたくないし、誰とも会いたくない。   トボトボと帰る途中、コンビニに入った。 ウソツキさんがいつもくれるセパレートタイプのチョコレートを、置いてある分、全部買って帰った。    
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