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弘「これはなんでしょうか?」
弘文はさっき袋から出てきた紙を拾って書いてある文字を見る。
『赤い者が切り裂けば鍵が手に入るだろう。』
弘「あなた達は仕方がないですね。」
直「いやいや!そんな呑気は状態じゃないから!太陽が痙攣(けいれん)してるから!」
太陽は直也の言う通り白目を剥き痙攣してさらに口から半透明の物体がでている。
それを見た弘文は
弘「大丈夫だと思いますよ?太陽ですし…」
直「ダメですから!太陽も人間ですから大丈夫じゃないです!」
直也の正論で弘文に挑む。この会話の途中でも巽と寅丸は当然とでも言うが如く太陽をボコボコにしている。
弘「さすがにあれは殺りすぎですね。直也はあれを止めなさい。私は鍵を取って来ます。」
直「はぁ!無理ですよ!あんな人達に対して俺が有効手段を持っている訳ないじゃないですか!てか鍵がある場所分かったんですか?」
直也が息をこれ以上乱れることはない位乱しながら弘文に詰め寄る。
考えれば分からない事もないだろうが暗号が簡単過ぎた為弘文にはすぐ解けたのだ。
弘「普通でしょ?」
弘文は当然と答えた。
直「止めて来ます…」
直也はテンションが著しく(いちじるしく)下がった。
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