第三関門に行くまで

5/8

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
弘「このエレベーターは普通ですね。」 ?「ええ。今から行くのは普通ではありませんかね?」 この言葉を発した人物の顔には含み笑いを浮かべていた。 太「どうでもいいけどいつ着くんだ?」 ?「もうすぐ着きますのでいましばらくお待ち下さい。」 チィン! ?「ふふふ、着きました。ご武運を祈ります。」 そう言うとくぐもった声の主は消えた。 太「消えた…」 太陽は目の前の人物が消えたことに呆然としている。 よく見ると他の4人も同じ反応である。 ?「言い忘れたことが…ってどうかいたしましたか?」 いきなり消えた人物が目の前に現れたのだ。5人は目を点にしている。 しかしここで動揺を見せるのは得策ではないため、 全員「何でもないです。」 と強がるのだった。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加