第三関門に行くまで

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?「私の名前は訳あって言えません。けど私の願いを聞いて下さい!」 その女性は太陽に対して懇願した。 太「願い?」 ?「そうです。実は私の顔を取り返して欲しいのです。」 この時初めてこの人物の顔が見えた。 巽「ひでぇな。」 弘「こんな風になるとは…」 直「どうなってんの?これ。」 寅「こんなことが出来るのか。」 この人物に残っている顔のパーツは口だけだった。 他は目にしろ鼻にしろ全く無くなっていたのだ。 ?「あの春香と名乗るやつにやられたのです。あの悪魔に取られた私の顔を取り返して下さい!」 その言葉を聞いて太陽は、 ガシッ 名も顔も知らない女性に抱き締めた。 ?「ちょ…」 太「あんたも大変だったな。」
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