第三関門

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弘「やぁ、僕。何してるの?」 弘文としてはかなり自然な笑顔のつもりだろうが、ぶっちゃけ誘拐犯みたいだ。 そこにいた小鬼も震えて、隙を探して逃げ出そうとしている。 弘「怪しくないから恐がらなくていいよ。」 弘文よ、逆に怪しいぞ… 怪しい人物は皆そう言うし、むしろ安心とは程遠い物をこの小鬼に与えそうだ… 弘「だからこっちへおいで。」 もはや怪しいとかじゃない。今この人が誘拐犯と言われたら絶対に疑う。 弘「さぁ、早く!」 弘文がいい感じに壊れてきたところで、小鬼が降参し弘文に連れ去られていく。 しかし、小鬼が手足をばたつかせて抵抗する姿はなぜか和む。 弘「抵抗するなよ。」 弘文もとい誘拐犯はその小鬼の首にかかっていたネックレスを外した。 弘「一旦離すか。」 そう言うと弘文は小鬼を離した。 すると小鬼は一目散に逃げ出した。心無か「変態だ~」と聞こえる。 弘「そんなに逃げなくても…」 全般的にお前が悪い。 何はともあれ弘文はきっちりネックレスをゲットした。 弘「逃げなくても…はぁ~」
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