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時は少しさかのぼり、さらに場所も少し進んだ場所。
巽「なぁ。」
寅「どうしました?」
巽「直也は大丈夫かな?」
直也を見捨てた外道2人と、
太「しゃべる暇があればさっさとそこの病室を探せ。」
現在進行形で性格が180度変わっているいじられキャラ1名がいた。
寅「先輩。」
寅は出来る限り声を潜め巽に話しかけてきた。
巽「何だ?」
寅「直也の安否も不安ですが、太陽の変わりようは何ですか?」
巽「あれか?」
と太陽を指差して寅丸に問い、寅丸は首を縦に振る。
巽「あれは太陽がキレているんだ。」
寅「キレている?」
巽「ああ。」
この言葉から分かるが太陽は普段キレることはないらしい。
寅「それってどうなんですか?」
巽「どうって?」
巽は首を傾げるが、おおよそ太陽の知らなかった一面を知りたいのだろう。それを知らないなら尚更だ。
巽「太陽がキレたら逆撫でしない方がいい。」
寅「どうしてですか?」
巽「死にたかないだろ?」
そう言う巽の顔は真剣そのものだった。
寅「気をつけます…」
巽「よろしい。」
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