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巽「実は太陽には妹がいるんだ。」
太陽は大学ではノリが軽く、いかにもお調子者みたいなキャラだが、家族のことを余り話さない。なのでその事を知らない寅丸は驚いた。
巽「その妹何だが一回、暴走族に拉致されかけた事があったんだ。」
これはさらなる事実が発覚した。こんな事を言って良いのかと思い、寅丸は太陽を探すが、どこかへ行ったらしく、すでにこの部屋から姿を消していた。
巽「その理由だけど…」
寅「だけど?」
巽「小学生みたいな理由で[暴走族のメンバーの大半が好きだった女子が太陽の事を好きだった。]から。」
小学生みたいな理由だ。いや、小学生みたいな理由と言えば小学生に失礼な理由だ。この動機を聞き、寅丸は口をポカンと開けている。
巽「そいつらの失敗は太陽の目の前で拉致ろうとした事だ。」
聞くと、その時に太陽が完全無欠絶対超人モードになり、暴走族は壊滅。妹は無傷だったが太陽と距離を置くようになったらしい。
寅「で、その事の発端の娘はどうしたんですか?」
巽「太陽もその娘が好きだったけど…」
巽は軽く目を瞑り、
巽「あの事件の後に行方不明になり、噂では自殺したんと言われている。」
と言った。
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