第四関門

6/12
前へ
/130ページ
次へ
逃げてる原因は分かった。あいつが部屋の外に居たからだ。 ただ、分からない事も一つ。 巽「何でお前も逃げてんだ?」 春「知らないよ!僕が聞きたい位だよ。」 何でこいつも一緒に逃げているんだ? 巽「お前はいわばこいつらの親だろ!言う事は聞かないのか?」 春「聞かないよ!反抗期なんじゃないの!」 なるほど。納得出来る理由だ。しかしこのバグ達にそんな物が存在するのか? 弘「存在するんですか?」 春「さぁ。」 直「何その不確かな情報!」 春「さぁ。」 直「さぁ。ってなんだよ!」 春「さぁ。」 直「殴っていいよね?3発位殴っていいよね?」 直也は拳を顔の高さまで上げ、ワナワナと震えている。それを寅丸は必死に止めているが当事者は何食わぬ顔で走っている。 太「バカみたいに話ながら走るな。ばてるぞ。」 咲「そうだよ。ばてたら後ろのバグにたべられちゃうぞ~。」 直&寅「おぶってもらっている奴にだけは言われたく無いな。」 咲はガーンと言いながらオーバーなリアクションをとったが無視られる。 春「あれは3体ともここに居るだろうし、1体ずつ潰すよ。」 巽「その前に逃げきらなきゃな。」
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加