第四関門

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所変わって直也サイド 直也は身震いしていた。 弘「どうかしましたか?」 直「そう遠くない未来に不吉な事が起こりそうだったから…」 なかなか鋭い。 弘文はため息を吐き直也から離れる。 直「弘文さん?」 弘「どうしましたか?」 直「どうしましたか?じゃねー!なんで離れるんだよ!」 弘文は再びため息を吐き、微笑みながら 弘「不吉な目にあう前に逃げるんですよ。」 直「不吉から?」 弘「あなたから。」 と言った。直也が騒いでいるが無視する。すると弘文の耳に不吉な物が聞こえた。 弘「何か言いましたか?」 直「どいした?いきなり意味不明な事言って。」 弘「いえ、変な声が聞こえたものですから…」 直「?」 弘文の言う通り何か声が聞こえる。所々聞き取れる。 弘「ナオ…ソンザ……ダッシュセヨ。」 直「何言ってんの?」 弘「聞き取れる声を言っただけ。」 弘文に習って直也も真似し耳を傾ける。しばらくすると直也は顔を青くして全力疾走しだした。当然弘文は追いかける。 弘「どうしましたか?」 直「ここから離れるぞ!バグが来る!」 そう言った瞬間、廊下の曲がり角からバグが飛び出して来た。
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