第四関門

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こちら戻って巽サイド 直「ギャー!」 直也の声が響いていた。 巽「なんだ?この汚い悲鳴は?」 春「いくら汚い悲鳴でもこれは酷いね。」 この2人は本人が居れば確実に傷つくだろう事を言っている。しかしいくら薄情なこの2人でも流石に見捨てる真似だけはしなかった。 巽「弘文先輩とバグの存在維持装置とやらだけを奪取するんだ。」 春「分かった!」 訂正。直也以外を助けるつもりらしい。 2人は曲がり角を曲がって、 巽「弘文先輩!助けに来ま…」 春「装置の保護もで…す。」 固まった。彼らの目線の先にいたのは壁ぎわの直也・寅丸・弘文・咲に、地にへばり付いてるバグと、バグの傍らに立っている太陽だった。 太「手間取らせやがって。」 咲「太陽、大丈夫?ケガしてない?」 太「ちょっと擦り傷がある程度だ。」 咲「じゃあ、消毒してあげる!」 太「どこに連れて行くつもりだ?消毒ならここでも出来るだろ!」 しかし咲は太陽の言葉に耳を傾けずに、太陽を引きずって行った。 この時、巽と春香は同じ考えに至った。 巽&春(どうなったらこうなるんだよ…)
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