プログラムNo.1~絶望の始まり~

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「誰だお前?」 「俺の名前は神山竜二」 簡単に自己紹介を済ました神山は、指を鳴らした。 すると一人の男が、ブレスレットを順番に生徒に渡していく。 「そのブレスレットをつけてくれ」 言われるがままに、全員がブレスレットをつけた。 「いきなりですが君達には殺し合いをしています」 「なっ!何言ってんだ!?ふざけてんのか!」 彼、久保大地はそう言うと立ち上がり反論する。 「意味わかんねぇんだよ!ぶっ殺すぞ!」 「君、うるさいよ」 神山は、ボタンを押し久保の顔を見てへらへら笑っている。 なんなんだあいつ、なに笑ってやがる? 久保が考えていると自分の体に異変がおきた事に気付き始めた。 「うっ!てめ…ななな何」 最後まで言い切る前に久保は、泡を吹いて倒れ込んだ。 「え~こんな感じにブレスレットには毒が入っています。学区内から外に出るとセンサーが反応し毒を盛られて死にます」
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