プログラムNo.1~絶望の始まり~

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神山は説明しているが、おそらく誰も聞こえていないだろう。 それもその筈、クラスの友達がいきなり死んだのだから。 全員が放心状態になり、泣く事すら忘れ、ただひたすらに動かなくなった久保を見ているだけであった。 何で、何で殺したんだ? 全員がそう思っただろう。 だが、誰も口には、ださなかった。 逆らったら死ぬと全員が思ったのだろう。 一人だけ除いて。 「何で殺した!?答えろ!」 海地だ。 海地の質問に神山は、こう答えた。 「うるさかったからだよ」 「それだけで殺したのか!?たったのそれだけで人を殺すのか!」 「あぁ、それだけだ。うるさい奴は邪魔だからな」 その言葉は、海地の怒りをますます増幅さした。 「テメーは殺す!死んで久保に詫びろ!」 「どうやらお前は、死にたいらしいな」 神山は、再びボタンを押そうとした。 その時だった。
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