プログラムNo.1~絶望の始まり~

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「じゃあ、1番飯田瑞穂!外にでると男が立ってるから武器もらっていけ!」 「や…いや」 「もう一回言ってくれ聞こえない」 「嫌!私行きたくない!」 飯田は、普段はおとなしくあまり喋らないが今日は違った。 いつもとは段違いの声で叫んだ。 「そうか。じゃあ死ぬか?ここで」 死ぬか?その言葉に敏感になっている飯田は、何も言わず立ち上がり外に出ていった。 その後、次々に生徒が呼ばれ、真琴も呼ばれ外に出ていき、遂に海地の名前が呼ばれた。 「海地、気をつけてな。死ぬなよ」 突然神山が、海地を心配して声をかけた。 その声は、さっきまでと違いとても優しい声だった。 「わかってるよ。そんな事」 恥ずかしがりながら外に出ていった。 外にでると神山の言う通り男が立っており後ろには様々な武器が置かれていた。
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