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「君の名前は、なんて言うんだい?」
その男は、海地に名前を聞く。
「藤井海地です」
この人の目誰かに似てるような。
海地が頭を悩せていると、その男は、ハンドガンを二丁渡してきた。
「これが君の武器だ。頑張るんだよ」
海地は、受け取ると大急ぎで学校を出ていった。
学校の近くにある公園の中ニ入ると見覚えのあるセミロングの髪をした少女がベンチに座っていた。
「真琴!無事か!?」
真琴だ。
海地の声を聞いた真琴は、海地の所に走りだした。
「海地、怖いよ」
いつもと違う真琴の態度に少し驚いたが、頭を撫でた。
「大丈夫だ。心配すんな。俺が守ってやる」
その言葉は、真琴にとって頼もしかった。
「でも、これからどうすんの?」
真琴が聞くと、海地は腕を組み考え出した。
「とりあえず俺ん家行くか?」
「そうだね」
あっさり了解した真琴は、海地に続き歩き出した。
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