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家に向かって歩いていると一人の男がこちらに向かって歩いてきている。
そんなのは、よくある光景だが今回は、違った。
なんと、その男の手には銃が握られているからだ。
「あれって、もしかして」
「もしかしなくても………ハンターだ」
間を置いて海地が言うと二人の鼓動は、高まった。
「お前は藤井海地だな」
「あぁ、そうだ」
あくまで冷静を装っているが、足は、かなり震えていた。
くそ!震えが止まらねぇ。
びびってない!止まれ!止まるんだ!
そう自分に言い聞かせるが、足の震えは、止まらなかった。
「要注意人物って聞いてたがたいしたことなさそうだな」
畜生!駄目だ。やっぱり怖い。
すると、誰かに手を掴まれた。
咄嗟に後ろに振り向くと真琴が泣きそうな顔で海地を見つめている。
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