プログラムNo.1~絶望の始まり~

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「俺、どうなっても知らねぇ」 逃げるように賢太郎は、部屋を 出て行った。 「や…やぁま…真琴げ…げ…元気か?」 海地を呼んだ少女の名前は、土方真琴だ。 海地の幼なじみでとても可愛くファンクラブまである。 気が強い為、海地も頭が上がらない。 「私との約束破るなんて最低ね」 「や…約束ってい…一緒にがっ…学校行くだけだろ」 「約束は約束よ。お仕置きが必要ね」 「た…頼む、お願いだ。みみ…皆からも」 海地は、辺りを見回すが少し遅く全員逃げた後だった。 「ひでぇ、全員逃げやがった」 ガラガラ! その時、ドアが開き西條が現れた。 「海地、よくも逃げたな」 「西條!頼む助けてくれ」 西條は、あまりにも海地が怯えている為、咄嗟に真琴の顔を見た。 「西條じゃない。あんたも約束破ったから後で………お仕置きよ」 バタン! 勢いよくドアを閉め、西條は走りさっていった。 「お願い!許してくれ」 「残念。無理よ」 「話し合えばわかる……やめてくれーー!」
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