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キーンコーンカーンコーン。
ホームルームの開始を始めるチャイムが、校内全体に鳴り響き先生が教室に入ってきた。
「ようし、朝のホームルーム始めるぞ~。皆席につけ!」
先生の一声で全員が席につく。
「じゃあ、始めるぞ!」
「先生!海地君と西條君が死にそうになってます」
賢太郎の声に反応した先生は、二人を見る。
「ほっとけ。いつもの事だ。今日は集会だ早く体育館に行けよ」
ガラガラ!
その時ドアが開き、一人の少年が入ってきた。
「いや~、僕とした事が寝坊しちゃったよ」
「上原!早く席につけ」
彼の名前は、上原輝。
IQ200の天才少年で、カードゲームで右にでるものはいない。
「先生、今日は他の生徒は休みなのか?」
「体育館に行けばわかる。全員体育館に行け!いいな」
そう言うと全員立ち上がり、だるそうに歩いていく。
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