プログラムNo.1~絶望の始まり~

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キーンコーンカーンコーン。 ホームルームの開始を始めるチャイムが、校内全体に鳴り響き先生が教室に入ってきた。 「ようし、朝のホームルーム始めるぞ~。皆席につけ!」 先生の一声で全員が席につく。 「じゃあ、始めるぞ!」 「先生!海地君と西條君が死にそうになってます」 賢太郎の声に反応した先生は、二人を見る。 「ほっとけ。いつもの事だ。今日は集会だ早く体育館に行けよ」 ガラガラ! その時ドアが開き、一人の少年が入ってきた。 「いや~、僕とした事が寝坊しちゃったよ」 「上原!早く席につけ」 彼の名前は、上原輝。 IQ200の天才少年で、カードゲームで右にでるものはいない。 「先生、今日は他の生徒は休みなのか?」 「体育館に行けばわかる。全員体育館に行け!いいな」 そう言うと全員立ち上がり、だるそうに歩いていく。
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