プログラムNo.1~絶望の始まり~

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体育館の中は、いつもと違いカーテン等で外からの光りは、完全に遮断されている。 だがいつもと違うのはそんな事じゃなかった。 「うわ~何あれ?」 一人の少女が指差した場所には、黒いスーツ姿に銃を持った人が立っている。 ちなみに彼女の名前は仁田加奈子だ。 仁田は賢太郎の幼なじみで、親が柔術の道場を開いており賢太郎から「世界最強の女だなお前」と言われるくらい強い。 「加奈子。一人だけじゃない」 真琴の言う通り、その人は一人だけではなかった。 外に出る為のドアに、二人ずつ 立っている。 「考えてもしかたないし、あそこのパイプイスに座ろうよ」 仁田がそう言うと全員が席についた。 すると、檀上に男の姿が写された。 「皆さんこんにちは!」 いきなりだったので全員がア然としている。
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