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体育館の中は、いつもと違いカーテン等で外からの光りは、完全に遮断されている。
だがいつもと違うのはそんな事じゃなかった。
「うわ~何あれ?」
一人の少女が指差した場所には、黒いスーツ姿に銃を持った人が立っている。
ちなみに彼女の名前は仁田加奈子だ。
仁田は賢太郎の幼なじみで、親が柔術の道場を開いており賢太郎から「世界最強の女だなお前」と言われるくらい強い。
「加奈子。一人だけじゃない」
真琴の言う通り、その人は一人だけではなかった。
外に出る為のドアに、二人ずつ
立っている。
「考えてもしかたないし、あそこのパイプイスに座ろうよ」
仁田がそう言うと全員が席についた。
すると、檀上に男の姿が写された。
「皆さんこんにちは!」
いきなりだったので全員がア然としている。
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