タイトル?無いよんなもん

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1月17日 咲黒さんから、キャラクター使用の許可をいただいたので早速書いてみる(^-^) 相手は…うん、プロフのあいつでいいか。 深淵さんとタメはれそうな程強いの、あいつぐらいだしwww ――――――――――――――― ―――あの女の姿を見つけたのは、月の消えた真夜中の事だった。 忘れもしねぇ、あの日の屈辱。 俺が初めて『獲物』を取り逃してしまった、あの時の事を。 次出くわした時は、確実に奴を仕留められるよう、ここに書き記しておくとする。   ―◆―◆―◆―◆―◆― 「…弱ぇ」 ――袈裟に、一閃。 力任せにただ振り下ろしただけの攻撃で、俺は大蛇の頭部を二股に断絶した。 …その日はわざわざギルドにまで足を運び、クエストを受注してきた日だった。 理由は…暇潰し、か。 最近、目立った争いもなければ、その匂いも無い。 俺は戦争の火種を作り上げてやっても良かったが…流石にそれだと戦闘への喜びよりも、それにこぎつける迄の気怠さが圧勝する。 故に、暇潰しになりえるクエストはないか。 そう、ギルドにふんだり来てみた訳だが。 「…何がランクSSSのクエストだ」 蓋を開けて見れば、ただ巨大な蛇が密林の中を動き回っているだけ。 対象の名前は【ベルムンガルド】。 かの伝説の蛇龍【ヨルムンガンド】の亜種と呼ばれるそれは、並の人間じゃ手も足も出せない程に強いらしいが。 「とんだ期待外れだな」 なんということか、コイツは一発頭をぶった切るだけで死にやがった。 面白くないこと、この上ない。 …時間を無駄に浪費したな。 苛立ちを募らせながら、証拠品として持ち帰る為にベルムンガルドの眼球を剥ぎ取り、懐に入れる。 そのまま放置しておけば、いずれ風化し昆虫共の餌へと帰るだろう。 それが原因で昆虫達が猛毒を体内に蓄えるようになっても俺には関係ねぇ。 …密林の開けた広場で出て、ふと顔を黒い青空へと向ける。 密林の遥か彼方。 そこに一人の影が、見える。 …先のベルムンガルドよりも、何倍も強者の匂いがした。
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