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「又吉、キスしていい?」
「…はっ?」
「好きだ、又吉」
「……でも、」
「お前がまだあいつのこと好きなのは知ってる。でも俺がこれからはお前の隣にずっと居たいし、こうやってお前を泣かしたりしないよ」
親指で又吉の濡れた目元を拭ってやる。
あいつの為だけに流した、綺麗な涙を、なかったことにしたかったから。それだけだ。
「してや、」
「え?」
「あやべ、して。」
ぐい、と又吉を抱き寄せて唇を合わせた。
代わりでもいいよ、最初はね。
傷ついた胸の内を修復できるまで。
そのうち本当に俺だけのものにしてあげる。
end
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平和結成前から文学に片思い熟女→原さんに片思いしつつ花火解散、平和結成直後の文学
補足すら意味不明ですみません。
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