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あたしは栞とあの手紙を持って屋上にいった。
屋上は立ち入り禁止
でも、一年の頃に蹴りとばしてあけた先輩がいた
栞『で?今回は?』
栞に黙って手紙を渡した
静かに手紙を読んだ栞。
栞『…ごめん、言葉がない』
柚『大丈夫、今回だけはどうしようもないことだから』
栞『先に教室行ってるね、ゆっくりでいいから教室来てね』
柚『うん、ごめんね』
あたしの心臓はバクバクうるさかった。
どうしようもない位また、悲しくなった
独りでいると、自分の心臓の音だけがうるさく聞こえる
ふと空を見上げたら、雲ひとつない青空だった
この空を見ていたら、急にむなしくなった
あたし…ずっと栞に嘘ついてた
途端に栞への罪悪感が込み上げてきた
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