気持ち

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次の日 栞『柚ー?起きてる?』 柚『うん。』 栞『いくら待っても来ないから心配したよ。』 柚『先に行けば良かったのに…』 栞『柚?また?』 柚『うるさい、うるさい、うるさい…』 栞『柚…、先に行ってるから学校来てね。』 パタン 栞はずるい。 両親もいて、兄弟も健康で。 …あ。 まただ。栞、ごめん 学校行かなきゃ あたしは早く準備して、走った。 ただ、ただがむしゃらに走った。 今は一時間目 バン 柚『栞、ごめん!』 栞『柚…良かったね』 たまにあること。 お母さ…あのおばさんから手紙が来たときは いつも栞に当たってしまう。 栞『先生、ちょっと柚を保健室に連れてきます。』 先生『は?お前ら受験生だろ?ま、いーけど』
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