2人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日
栞『柚ー?起きてる?』
柚『うん。』
栞『いくら待っても来ないから心配したよ。』
柚『先に行けば良かったのに…』
栞『柚?また?』
柚『うるさい、うるさい、うるさい…』
栞『柚…、先に行ってるから学校来てね。』
パタン
栞はずるい。
両親もいて、兄弟も健康で。
…あ。
まただ。栞、ごめん
学校行かなきゃ
あたしは早く準備して、走った。
ただ、ただがむしゃらに走った。
今は一時間目
バン
柚『栞、ごめん!』
栞『柚…良かったね』
たまにあること。
お母さ…あのおばさんから手紙が来たときは
いつも栞に当たってしまう。
栞『先生、ちょっと柚を保健室に連れてきます。』
先生『は?お前ら受験生だろ?ま、いーけど』
最初のコメントを投稿しよう!