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あれは多分、昨日のこと………
俺は………
桃太郎になった……!!
理由は分からない。
この美貌のせいか?
この美声のせいか?
それとも……、いや、語るだけムダか………。
なぜなら俺は……
桃太郎なのだからっ!!
―――そんなある日のこと。
俺はいつものようにバンドの練習を終え、家に帰宅した。
そしてそこで待っていたのは、なにやら険しい顔をした両親だった。
二人は俺の存在に気付くと、お互いに顔を見合わせ俺に言った。
―――そう、おじいさんとおばあさんは言った。
「お前の美しさで鬼ヶ島にいる鬼達をメロメロにして来い」
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