その頃の鬼たち

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緑;「リーダー、そろそろ偵察の時間だし、ここまでにしようぜ?」 緑鬼の言葉を聞いた赤鬼は、ふと集中が切れたように顔を上げ、辺りを見回した。 赤;「そうだな。今日の会議はここまでにしておこう。 青鬼、今日はお主が当番だったな、頼んだぞ」 青;「(≧∀≦ゞ!!」 緑;「はぁー……、しかし、人間ってホントうざいよなぁー」 黄;「そうそう!!弱ぇくせに諦めが悪いっつうのっ!! しかも集団でも俺らに勝てねぇって、どんだけ?」 赤;「確かにそうかもしれんが、俺たちはそんな人間たちを守るために、人間の文化に手を出したんだろう。 偵察を取り入れたのも被害を少なくするためだ。 今は耐えるしかない」 赤鬼の静かな説教に二人が頷いた時、向こうから青鬼のジェスチャーが響いた。 青;「“ヽ((((Ο◇Ο;))))キテッ」
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