V系桃太郎 下

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「!!!!!!!!!?」 ---目の前にいたのは、見たこともないような生き物だった。 人間に近い体系をしているが、肌はくすんだ赤色をしている。 そして顔は………、顔は……… 悔しいくらいにイケていた。 「な、なんだ君はっ!! いきなり襲いかかるとは失礼じゃないかっ!! 一体俺を誰だと思っているんだねっ!?」 ふん、何を動揺しているんだ俺は。 声を張り上げるなんてらしくない。 得意の冷静はどうした? いくら相手が自分よりほんのちょっとだけイケてることもなくもなくなくないからって、何を驚く必要がある? 赤;「お主は、桃太郎ではないのか………?」 「……………」 なぜ俺の名前を知っている!? あぁ、そうか、俺があまりにも有名だから当然か。 こんな簡単なことに気付かなかったなんて、俺もまだまだ甘いな。
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