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「正解だよ。
ところで、君は一体誰なんだい?
さっさと名乗りたまえよ」
無駄な時間を過ごしたものだ、始めからこうやって聞いていれば、あんな浅い行動をしなくて済んだのに。
そんな俺の質問に相手は一瞬ふわっと笑ったあと、こう続けた。
赤;「俺の名前は赤鬼だ。
ある理由でここに住んでいたのだが、どうやら俺は完敗したらしい。
全く、お主の魅力には困ったものだ。
そういう訳で………、お主を食べてもかまわぬか?」
そう言うなり俺の上へと覆い被さり、いきなり横腹を撫でてきた。
「っ……!?
ま、待ちたまえと言っているだろう!!
君の言っていることが全く理解できない!!
俺に魅力があることは否定しないさ、けど、それだけの説明で俺が納得できるとでも?
少し常識が足りないんじゃないかな?」
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