V系桃太郎 下

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「正解だよ。 ところで、君は一体誰なんだい? さっさと名乗りたまえよ」 無駄な時間を過ごしたものだ、始めからこうやって聞いていれば、あんな浅い行動をしなくて済んだのに。 そんな俺の質問に相手は一瞬ふわっと笑ったあと、こう続けた。 赤;「俺の名前は赤鬼だ。 ある理由でここに住んでいたのだが、どうやら俺は完敗したらしい。 全く、お主の魅力には困ったものだ。 そういう訳で………、お主を食べてもかまわぬか?」 そう言うなり俺の上へと覆い被さり、いきなり横腹を撫でてきた。 「っ……!? ま、待ちたまえと言っているだろう!! 君の言っていることが全く理解できない!! 俺に魅力があることは否定しないさ、けど、それだけの説明で俺が納得できるとでも? 少し常識が足りないんじゃないかな?」
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