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「ダディ…マミー…。
俺一人じゃこの美しさを維持できないよ……。
だから、アイツらを連れてっていいかな……」
俺の台詞におじいさんは。
「好きにしなさい。
くれぐれも、迷惑をかけるんじゃないぞ」
続いておばあさんも。
「とにかく、今日はもう遅いから、行くなら明日にしなさい」
「……そうだね。
こんな夜に出かけようとするなんて、俺が間違ってたよ……。
夜はお肌の天敵……。
こんなことも忘れていたなんて……。
うん……、明日行くことにするよ……」
俺は荷造りを止め、明日の衣装を考えることに全神経を集中させた。
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