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「あ~、またやっちゃったね。」
沈黙となった空気を破ったのは渡箕雫(とみ しずく)。生徒会書記の一人。
「何で香と実津紀はいつも仲が悪いの?」
「おれだってそんなのわかんないよ。あいつがいつもあんな感じでつっかかってくるからつい・・・」
雫の問いに香は沈んだ表情で答える。実津紀と香はあんな感じでお互いつっかかっては何かあると言い争いを始める。その関係は今に始まったことではなく、周りの人達にとっては見慣れた光景であった。
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