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部屋に入ると優がベッド隅のほうにちっさくまるまっていた。
やっぱり泣いてる。
ベッドに入りながら声をかけたらちょっと待って、と涙声で返ってきた。
ここに俺はいるんだから一人で泣くなよ。
優の涙を拭うことぐらいさせてほしいよ。
でも、悪いのは俺だ。雨の日に優を一人にしたから…
優に謝って、雨の日のこともおばあちゃんのことも、俺がわがままでやってたことも話した。
優、俺をもっと必要としてよ。
俺のためにもっとわがまま言ってよ。
俺を…俺だけを求めてほしいよ。
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