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「とりあえず、こんなとこで寝てると冷えるから、移動するよ」
――――確かに。背中痛いや......ひゃっ!!
「ちょっとっ!?ょ、遥!?」
「かなり熱あるんだからじっとしててよ」
―――――ムリ!!!!
だって・・・だってだって、今までオテテもつないだことないのに.....だっこって―――
また熱あがりそう…。
「今飲み物と薬、持ってくるから。薬どこにある?」
遥は私をベッドに優しくおろしながら言うけど、熱と遥でぼぉっとしている頭では言葉が理解できなくて。
遥の顔をじっと見つめていたらいきなり目の前が真っ暗になった。
「…遥?」
なんで私目隠しされてるの?
「……だから!!薬どこにあるの!?」
ぁあ!薬ね。薬、薬・・・
「リビングの机の引き出しに入ってる」
「ちょっと待ってて」
遥が出ていってやっと視界がはれた。
……なんだったんだろ?
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