honeyed words

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朝は私が起きるよりも早く行き、帰りは日付が変わる頃。 帰ってきても仕事。 一緒にベッドに入ったのなんて一体いつからないんだろう.... そんなに無理して体壊さないだろうか.... 忙しい人なのは付き合ってる時から分かっていた。 仕事で予定を変更することもよくあった。 でもどんなに忙しくても埋め合わせは必ずしてくれる人だったし、「仕事と私どっちが大切なの!?」なんて考えつかない程大切にしてくれた。 やっぱり結婚すると変わっちゃうのかな... おそらく一緒に食べることができないだろう夕飯を作っていると玄関のほうで音がした。 「ただいま」 ・・・・?! 「何をそんなにびっくりしてるの。ただいまって言ってるんだけど」 いつも日付が変わるぐらいに帰っくるのが普通だったから…こんなに早い時間に帰ってきた旦那さんにびっくりして呆けてしまった。 「ぁ…おかえりなさい...ずいぶん今日は早いね」 ただいま、とまた言いながら悠紀は笑った。 「最近一緒にご飯食べてなかったから」 私の頭を撫でながら、今日は何?と言ってくる私の愛しいひと。 今日は一緒にご飯たべられるんだ。すごい嬉しい。 思わず顔がほころぶ。 「何?そんなに嬉しい?」 「何言ってんの」 にやけながら聞いてきたからつい素っ気なく返してしまった。 ほんとなら今すぐ抱きついて喜びを表したいぐらい嬉しいのに。なんて可愛くないんだろ。 素直に反応できない自分がイヤになる。
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