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ショックから立ち直れず、何となく彼を避ける日が続くと。
廊下で彼が話しかけて来たのです。
『きんぎょちゃん元気ないね。
なんかあった?』
『いえ‥ちょっと疲れちゃって。』
『連休あったじゃん、ちゃんと休めたの?』
『いえ、家に引きこもってました。』
『かわいいのに、もったいないなぁ‥。』
彼に話しかけられて、うれしい。
でも、むなしい。
ちょっと遊ばれてるような気がして、わたしはちょっと
事の事実を確かめに入りました。
『コアラ先生は、連休中、お子さんの相手、ですか?』
『えっ?』
彼の顔が引き攣りました。
『それどこで?』
『控室で先輩が言ってたんです。』
『ナースネットワーク怖いなぁ‥。』
事実でした。
知ってて自爆するわたしもわたしです。
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