平和な日常

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「神田ぁ、この反重力装置のアップグレード頼んまぁ~」 日本のあるコンピュータ関連の大企業に神田恭平という男が居た 神田恭平は世界でもトップクラスの天才的なエンジニアだった 神田は数多くの装置を発明し、重力に逆らう事が可能な反重力装置やワープできる装置を作り出した 「あいよ~」 神田は同期に頼まれた反重力装置のアップグレードを始めた 「お腹空いたからラーメンの出前とってよ」 神田は反重力装置を解体して中にある特別なメモリーを取り出した 「恭平、豚骨か醤油だったらどっちを選ぶ?」 「やっちゃん、俺ぁ博多出身だよ?豚骨に決まってんじゃん」 「あいよ」 神田はメモリーをパソコンに挿入して弄り始めた カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ やっちゃんと呼ばれた男が出前を取りに部屋を出ていった為に一人となった部屋には神田がキーボードを叩く音が響いた 神田は椅子から離れて隅にあった反重力装置のパラドックスシステムと呼ばれる装置に手をかけた
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